台の家
2015年竣工
設計当初から建主さんの一番の要望は、大正から昭和初期に流行した和洋折衷の洋館でした。当時の和様折衷の洋館は、アールデコの意匠を基調とし、玄関から応接間にかけては洋風で、奥の部屋は和館とすることが一般的でした。台の家では、1階を洋館で、2階を和館の意匠としています。外部に面する窓の意匠、内部を仕切る引き戸の意匠は全てアールデコの意匠で統一し、面取りガラスを多用しています。ステンドグラスも台の家のために新しくデザインしたものです。建主さんは、外壁の色にこだわられ、横浜の山手に残る洋館のように、淡い緑色の外壁を採用しました。
神奈川県鎌倉市
木造2階建て
施工=渡辺建築店