廣松の間
2020年竣工
東京都心で割烹料理屋を営む料理人から、築30年の地下1階を日本的な空間にリノベーションしてほしいという設計の依頼がありました。ちょうどその頃、1990年前後に関わった新潟県高柳町の残る民家をどこかに移築してくらないかという相談がありました。その民家の間取りを調べると、奇跡的に都心の地下1階のコンクリートの箱の中にすっぽりと入ることがわかりました。高さは多少詰めましたが、民家の広間がそのまま地下の中で蘇りました。あわせて1階の空間も古材で再構築し、地下1階と地上1階が日本的な空間へと生まれ変わりました。
東京都・地下1階+地上1階
施工:風基建設