北播磨の家
2010年7月
およそ築80年ぐらいになる既存の旅館に増築された平屋の家。イラストレーターの今中信一さんがお母さんのために建てた家です。つくり食べる場所。くつろぐ場所。眠る場所。人を迎える場所。そして水廻り。最低限の機能を備えたシンプルな間取りと意匠。南の庭を意識した化粧垂木の勾配天井が外と内を繋げる役割を果たしています。古い旅館は今中信一さんのアトリエ兼寝室として使用しています。いぶし瓦葺きの屋根は、古い旅館の勾配にあわせて五寸勾配としています。
兵庫県
施工=藤原